東方JukeBoxに含まれる東方楽曲以外のアレンジ作品と掲載理由
この記事はyohineが書いています。追加作品は東方以外になっていますが、東方を売りにしている東方JukeBoxに収録するコンテンツとして、説明責任があると思っているのでBlogで説明します。
- 東方と親和性が高いと思われる内容が中心の予定だったがそれ以外の曲も結果として増えた
- 個人的な研究課題と実験、技術デモを目的とした楽曲が上記に該当
- 過去に採譜済みの楽曲であること
- 一部の人に認知してもらうきっかけになれば…はかなり補助的な理由
主にこのあたりが理由です。若干言い訳みたいになってしまってますが、メインコンテンツの東方新曲はしっかり全力で頑張っていますので、あわせて楽しんでいただければ幸いです。
順番に説明します。
東方と親和性が高いと思われる楽曲
まずはYO-KAI Disco。この曲はyoutubeで再生620万で結構な人気曲ですが、東方との共通点は以下の通りです。
- 和風縦シューティングかつ音楽で支持のあるゲーム
- メロが強めで音色も古典的
この曲は東方の音楽が好きな人にもおすすめしたいと前から思っていました。原曲重視ですが長時間ループに耐えるような細かい変化を入れつつも、予想を裏切りすぎない中間点狙ったアレンジです。和楽器を入れたアレンジはほぼ見ないのでそこは意識しています。
次に古代祐三さんの初期楽曲(メイア・ウォーゼン、TO MAKE THE END OF BATTLE)です。
採譜して思いますがこれらは多分ですけど神主ZUNさんのルーツの「一部」じゃないかと個人的に予想しています。必ずしも正解とは限りませんが(説明しにくいですが)メロの跳躍と半音の使い方に共通点を感じました。
アレンジとしてはいずれも原曲重視で、楽曲自体は知っていたので以前に感じていたイメージのままに作業しています。この3曲はほとんどアレンジの方向性で迷いはなく作業時間は短めです。
これらは今の世代の人はこれらはほとんど知らないと思うので入れてみました。
東方キャラクターや東方グッズ目的だとニーズは皆無だと思いますが、楽曲メインであれば多少の親和性がありますので合わせてお試しいただければありがたいです。
個人的な研究課題と実験、技術デモ
個人的な研究課題と実験、はそのままの意味なので、技術デモについて簡単に説明します。
これは東方JukeBox音源のポテンシャルを試すための曲です。実際に作業を行うと開発者として色々と気づくことがあるので実際に仕上げまで作業をやってみました。
選曲対象はJukeBox音源に向いているはずでしたが、実際にイメージしていたような仕上がりになりました。もちろんハード制約があるため音質面は除外します。あくまで音楽のニュアンスやイメージの部分までの意味です。
VSTでは細部にこだわると音色探しだけでどうしてもかなりの時間がかかってしまうのですが、東方JukeBox音源を使うことでそこは一気に短縮ができてアレンジの大半がすぐに出来上がりました。
原神の稲妻だけは難しい上に手間がかかる曲なので時間がかかっていますが、それ以外の曲はほとんど1日もかかっていません。このボリュームをこの短時間でできたことは個人的に大きな自信になりました。
ただ技術デモって開発側の都合でしかなく、東方JukeBox目当ての方にとって決してわかりやすい要素ではないと思います。これは開発側のチャレンジや検証でしかないです。とはいえ仕上げたのでおまけのコンテンツとして掲載しています。
とくに原神関係は東方とはほぼ共通点がなく最近の個人的な研究課題で完全な技術デモ枠です。すみません。
過去に採譜済みの楽曲であること
その他の楽曲は東方のアレンジ楽曲が30曲揃ってからの着手だったので時間がほとんどありませんでした。時短のため基本は過去に採譜が終わっているデータをもとに移植作業を行っています。
例外は2-3曲でそれ以外のほとんどは以前に骨組みは耳コピが終わっています。それもあり大半は1日でアレンジを終わらせられました。
一部の人に認知してもらうきっかけになれば…
東方系で告知していますし、その他の曲の収録数も頒布単価も趣向を持つコミュニティから遠いため、本当に興味がある層には届かないか需要とはマッチングしないと思ってはいます。
なのでこの理由はかなり補助的です。